筆を長持ちさせるには



筆をいたわるやり方:
 乾いた絵具を、溶かす際はなるべく、力で突き崩そうとしないで、水を含ませた穂先を、絵具の表面に寝かせて、数秒待ちます。水の力で、絵具がぬかるんでくるのと待ちます。



筆の磨耗を早めるやり方:
 突っついて溶かしているので、穂先はどんどんすり減ります。

この絵具(コバルトバイオレット)は、溶け出しの悪い絵具で、研磨作用が強いです。また、この絵具は着色力が弱いため、量を多く溶かしだす必要があり、それが筆の摩耗を早めます。

 絵具を、多めに、平らに広げて出して筆との接触の面積を大きくし、たっぷり水を含ませた筆を寝かせて数秒待つことにより、筆をいたわることができます。

 乾いた絵具を、筆で突き崩そうとする時が、もっとも穂先が磨耗するときです。力で突き崩そうとせず、水を含ませた穂先を、絵具の上に寝かせて、絵具がぬかるんでくるのを何秒か待つのがポイントです。

 絵具は、クレンザーと同様の研磨作用をもっています。酸化鉄系(ベネチアンレッド、ライトレッド等)の様に、顔料自身の硬度が高く、研磨作用を持つ場合もあれば、W&Nオペラローズの様に、混ぜてある体質顔料の粒子が荒くて、研磨作用が強い場合もあります。筆の磨耗を防ぐことはできないのですが、前述のように筆を長持ちさせるコツはあります。

 絵具は、下の写真のように、たっぷり、たるべく平らに出し、表面積を広くしておくとよいです。

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下の写真のように、まめ粒のような大きさでパレットに配置した絵具は、筆でたくさん擦る結果になるので、筆の磨耗を早めます。
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by nzmaro | 2014-01-31 11:45 | 水彩筆 | Comments(0)
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