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4月の源氏池

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登場人物
明美: 批判的で辛らつなキャラクターとしての私。
maro: 研究熱心で、自己肯定的なキャラクターとしての私。


明美:「いいじゃん。雰囲気出てきたじゃん。水彩の技術に開眼してきたじゃん。前回アップの 7月の源氏池(2) が、あまりに不器用だったから、この絵がなおさらよく見えるわ」
maro:「言いたいこと言うねまったく。7月の源氏池(2)は、外でのスケッチだからね。外は、酷暑でもうそろそろスケッチには厳しい環境だよ。この絵は、新緑の源氏池と同じように、部屋でじっくり wet in wet で描いた。」
明美:「上手く行った理由を教えてよ」
maro:「wet in wetでは、紙を、くたくたになるまで、しっかり湿らせたこと。クーラーを止めたこと。あと、紙の乾きに追われなくて済むように、予め、皿に10色くらい調合しておいて、一気に wet in wet で作業したこと。あと、紙の水張りは、20分間紙に水を含ませてから、板に張った。紙を完全にのばしきってからね。そうすると、くたくたに紙を塗らす wet in wet の最中も、紙の波うちが最小限で済むんだ。」
明美:「いろいろやってるじゃん。すごいじゃん。」
maro:「本や、インターネットで、最近学んだことばかりだよ。」
明美:「で、完成なの。」
maro:「もう少し描きたいね遠景を。けど、遠景が、すでにかなり濃い色になってしまって、ちょっと、しまったと思っている。」
明美:「やばいじゃん」
maro:「wet in wet は、紙を水平にして、絵具を落とし込むので、立てて描く時よりも、気がつかないうちに絵具が、たくさん紙に入り込んで、気がつくと、濃くなってるんだ。くたくたに濡れた紙は、半透明化して白さを失っているので、絵具の濃さを見誤るんだろうな・・・特に淡い絵具は、濡れている作業中は淡く見えているのに、乾くと、実はかなり濃くて、いつも、”しまった”と思うことが多い。遠景は、淡いままで描き込みたいのに、濃くしてしまったら、描き込みの「代」が、なくなってしまうわけだからね。」
明美:「だったら、いっそのこと、画面全体のトーンを濃いめにもっていったらどう?」
maro:「覚悟をきめて、画面全体をもっと濃く、油絵なみに濃いトーンにもっていくという案もあるけれど・・・・水彩で・・私の技術じゃ、ドツボにはまるんだよな。名人だと、水彩でもずっしりとした濃いトーンを表現できるんだけどね。」
明美:「7月の源氏池(2)の時は、濃く塗る技術が目標だって言っていたじゃない」
maro:「この絵は、もうかなり濃く塗りこんである。とくに、左の木陰とか。私の技術レベルだと、これ以上、濃く塗りこむのは、やばい。画面全体を今よりもさらに濃くしようとすれば、不細工な筆使いの痕跡を、ここにもそこにも残す結果になるのが目に見えている・・」
明美:「遠景は、描きたいわよね。もう少し。描くことによって、しっかり遠ざかるようにしたいわよね。」
maro:「まったくそのとおり。でも、透明水彩は、描く=濃くなる なのに、もう濃くなってしまってるんだよ。描きようがない」「ターナーの水彩画、すごいよね。遠景の明るく輝く部分、明るくてほとんど白く吹っ飛んで見えるのに、同時に、精細に描写されているように見せている。ほんとすごいよ。マジックだよ。」
明美:「おこがましくもターナーをひきあいに出すわけ。でも
ターナーの水彩の風景、本当に素敵ね。人間技とは思えないわね。」
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by nzmaro | 2012-07-29 00:15 | 作品 | Comments(4)

7月の源氏池(2)

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登場人物の説明
明美: 批判的で辛らつなキャラクターとしての私。
maro: 研究熱心で、自己肯定的なキャラクターとしての私。


明美:「元気よく描けたじゃない。樹の姿は、すっと、しっかり立ち上がって見えるわ。でもなんだか、一昔前の水彩画の技法書によくあったような絵みたい、それをまた、まねて描いたような・・」
maro:「どういう意味? とにかく今回は、少ない回数で濃い色をしっかり塗る、というのが目標だったんだから、目標達成したよ。同じ場所を描いた前作では、色を塗り重ねるのに、おっかなびっくりで、絵にいまひとつインパクトがでなかったし・・」
明美:「前作の方が繊細で、よかったんじゃない。」
maro:「たしかに前作の方にも良さがあった、前作の方がいいかもしれない。でも、同じ状態にとどまっていては進歩はないからな。」
明美:「そうやって、どこまでも、ああでもない、こうでもないと言う、それがあなたの研究熱心さだわ。ところで濃い色を塗るって難しいことなの。」
maro:「君も描いたことがあるなら、分かるだろ。絵っていうのは、白い紙に絵具を置くというだけで、度胸がいるもんだ、パソコンで描く時の様に、取り消しがないからね・・まして、一回で濃い色を塗るとなったら、よほど、確信がないと出来ない、でも、技法書のプロの実演を見ると、平気でバシバシ、濃い絵具を置いているんだよな、プロはすごいよなあ。」
明美:「プロのまねが目標だったと・・」
maro:「それだけでも、立派な目標だ。だが-君も描いているなら分かるはずだが-絵の実際上、必要な場所に、濃い色を一撃で塗ることが出来ることは、大切な技術なんだよ。慎重に、淡い色を、何回も重ねていると、良さもあるけど、ぼやけるというデメリットがあるしね。」
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by nzmaro | 2012-07-26 22:31 | 作品 | Comments(0)

源氏池,文学館の森(エスキース)

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          源氏池
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          文学館の森
水彩の絵筆に慣れたいので、鉛筆ではなく、筆でエスキースを描いてみました。

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by nzmaro | 2012-07-24 18:36 | 作品 | Comments(0)

新緑の源氏池

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木漏れ日の源氏池の絵を、水彩でもう一度描きました。
まだ描くかもしれませんし、これで筆を置くかもしれませんが、クールダウンと客観化のために、ここへUPします。

半年前の油彩は、色合いやトーンはよかったけれど、フォーカスが出せませんでした。この水彩には、半年の、努力と進歩が、反映されていると、思います(*^^*)
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半年前の油彩です↑
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by nzmaro | 2012-07-23 23:36 | 作品 | Comments(2)

初夏の光-源氏池-

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半年前に描いた油彩です。
描いた時は、完全に煮詰まった未消化作品だと思って、しまってありました。

片付けの際、捨てそうになりました・・が、「表そうとしている狙いはいいと思うし、いい所はあるなあ」と。もっと、今描いてる最中の絵を、自分で好きになるようにしたいですね・・・
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by nzmaro | 2012-07-21 18:32 | Comments(2)

木立の絵

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端的に姿を表す練習をしたいと思い、1色で描いてみました。
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by NZMARO | 2012-07-19 23:29 | 作品 | Comments(0)

緋色の薔薇

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5月に撮った写真で描きました。
1輪だけを描いて、稽古しようと思いました。
グラフィック社の技法書を2冊買いました。右近としこさんという方のと、小野月世さんという方のです。
小野月世さんの本に、使っている筆の紹介がありました。筆もネットで見つけて買いました。ピカビアのスクワラルという筆です。素晴らしい筆です。使っていて、急に、絵が上手くなったように感じました。
で、描けた絵は、これですから、その感覚はイリュージョンだったんでしょうか(*^^*)
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右近としこさんの技法書では、薔薇の花を「ウェット イン ウェット」で描く写真によるプロセスがあって、それをさっそくまねしてみました。
技法書はありがたいです。
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by nzmaro | 2012-07-18 16:26 | 作品 | Comments(0)

鎌倉の文学館

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この日は、鎌倉は雪でした・・というのは、うそで・・
まるで、屋根に雪がつもっているようにみえるのは、明るすぎるからでしょう。

茶色1色で、この日に描いた2枚目です。紙はマルマンのコットマン ラフ(スケッチブックの紙)

1枚目の着色の水彩画は、うまくゆきませんでした。理由は、アルシュという紙を、戸外で初めてつかったからでした。部屋では、しっかりぬらしながら、着色していました。
この日は、ぬらすことなく直接に着色しようとしたのですが、強くはじきますし、筆運びの抵抗感は、まるでサンドペーパーのようです(>_<;)
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by nzmaro | 2012-07-18 16:14 | 作品 | Comments(2)

7月の源氏池

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鎌倉、鶴が丘八幡宮の源氏池です。
今回のテーマは、樹木の暗部の色を、ふやけた青色にしないで、夏の樹木らしく、深みのあるずっしりとした色にするということでした。それが出来たかどうかは、よく分からないですが、よーするに、茶系にシフトした・・ということです。

だいぶ、自然の樹や植物の波動に、絵が同調するようになってきたと思います。ちょっと前は、このような、人工物のまったく無い、自然物だけの景色は、デッサンが描けなかったです。ので、ずいぶん進歩です。

「しかし・・本当は、こう、もっと、訴求力!!!のある絵が、描きたいー(>_<;) 」
「ヾ(ーー ) そんな、いっきに、大バケしようなんて・・・」

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by nzmaro | 2012-07-15 23:16 | 作品 | Comments(0)

自由研究(2元混色)

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混色なんて、分かりきっているさあ・・となめていました。
色の三属性:「明度」「色相」「彩度」、この三つの物差し、この三つの軸による、色空間で考えれば、完璧、と思いこんでいました。でもそれは、色のスペクトル(光)の上においてだけの理論。

絵具には、それぞれの顔料の物質特製に起因する、「気質」があるようです。透明不透明の度合いや、粒子感が荒いとか細かいとか・・  とにかく、絵具は物質であって、実際の混色は、色の三属性理論よりプラスアルファの感覚が必要なようです。

今回、低彩度、不透明系の絵具を増やしたので、「イエローオーカー」や「マグネシウムブラウン」「オキサイド オブ クロミウム」、これらを美味しく料理するには、どんな混色例があるかなと、やってみました。

感覚に優れた人は、このような作業を経なくとも、感覚でさらっと、いい色合いを調合してみせるのかもしれません・・・  が、なんとしてでももっといい絵が描きたい凡人は、・・やるのです。
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by nzmaro | 2012-07-13 11:04 | 水彩絵具 | Comments(4)